このすみノート

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Wi-Fiのチャネル設定を変えたら電子レンジの干渉が減り、無線LANの通信が改善した

Wi-Fiには大きくわけて5GHz帯と2.4GHz帯があるのですが、我が家は一部の通信機器が5GHz帯に対応していないという事情があり、2.4GHz帯を使用しています。

ただ、自宅の光回線差込口がキッチン付近にあることも相まって、長らく電子レンジ使用時のWi-Fiノイズに悩まされてきました。 この度Wi-Fiのチャネル設定を変えたら問題が改善されたので、備忘録として残しておきます。

電子レンジとWi-Fi

電子レンジがなぜWi-Fiに影響を与えるかについてですが、ELECOMさんのサイトに解説がありました。 要約すると、電子レンジの発する周波数が2.4GHz帯だからです。

つまり、2.4GHz帯のWi-Fiを使っている人では問題となる可能性があり、5GHz帯のWi-Fiでは発生しないことがわかります。

「無線LANと電子レンジのどこに共通点があるの?」と疑問に思われる方も多いでしょう。確かに、何の関連もなさそうな両者ですが、実は大きな共通点を抱えています。その共通点とは、周波数です。
電子レンジは、電磁波を使用して食品の加熱・調理をする器具ですが、この電磁波は2.4GHz帯の周波数であり、無線LANも同じ周波数帯を使用します。電子レンジの電磁波は強力なため、使用中に本体から電磁波が漏れてしまいます。このため、両者を同時に使用すると、電子レンジから漏れた電磁波が無線LANにとってはノイズとなり、通信に支障をきたすことになるのです。
https://www2.elecom.co.jp/network/wireless-lan/column/wifi_column/vol40/ より

チャネルとは

テレビのチャンネルのようなものをイメージするとわかりやすいかもしれませんが、同じ2.4GHz帯の無線LAN周波数でも、チャネル設定を変えると中心の周波数が少しずつずれます。

この周波数のグラフは、無線LANよろず講座のサイト様がすごくわかりやすかったです。

チャネルをずらしながら試行錯誤する

我が家の無線LANルーターを確認したところ、チャネル設定は「自動」になってました。 これを手動に変えて、チャネルをずらしながら実際に電子レンジを稼働させてみて、実際の通信が問題ないか確認します。

最終的に、我が家の無線LANルーターは「使用チャネル:1」で安定することがわかったので、今は1チャネルで使っています。

さいごに

2.4GHz帯は干渉しやすいため、とくに明確な理由がない限りWi-Fiは5GHz帯で運用したほうが良いと言えるかもしれません。

もし同じように電子レンジのWi-Fiノイズに悩まれている方がいらっしゃいましたら、無線LANのチャネル設定はぜひトライしていただければと思います。