このすみノート

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おとなの教養を読んだ - 宗教、宇宙、病気、経済学など

だいぶ前に読んだ記憶はあるのですが、すっかり内容を忘れているので、池上彰氏の「おとなの教養」を再読しました。 感想とメモ書きを残します。

宗教

  • 日本では無宗教の人が多いですが、宗教について考えるきっかけになりました。
  • 「ユダヤ教」「キリスト教」「イスラム教」「仏教」などについて、生い立ちを学びます。
  • 怪しい新興宗教に騙されないためにも、最低限のリテラシーを得る上で有用という感想です。

宇宙

  • 天動説から地動説への大転換、ビッグバンによる宇宙の誕生あたりがテーマです。
  • 「何もない空間から、宇宙は突然生まれたのか?」誰しも気になりなります。
  • 宇宙の章を読み終えたら、「宇宙の果てには、一体何があるのか」など、逆に疑問が増えてきました。

人類の旅路

  • ダーウィンの進化論や、人類の誕生(ネアンデルタール人・ホモサピエンスの違いなど)がテーマです。
  • アフリカで誕生したであろう人類が、長い年月をかけて世界中で暮らしていると考えると、少し感慨深さがあります。
  • 昔、小学校の自由研究で46億年の生命の進化をテーマに発表したこともあって、個人的に興味深いテーマでした。

病気

  • スペイン風邪と第一次世界大戦の関係性が興味深く、病気がこうも戦争に影響を与えるのかと、以外でした。
  • 今だと新型コロナウイルスもあるので、この分野の研究はどんどん進めてほしいです。
  • 中国農村部で新型ウイルスが生まれやすい理由は、目からウロコでした。

経済学

  • 「資本主義か社会主義か」答えのない問題にも聞こえてきますが、経済活動を営む人であれば、誰も知っておくべき知識という感想です。
  • 興味深いのは公共事業と国の借金の関係性で、「不景気では税収が減ってしまうが、国が借金してでも、公共事業で仕事を増やし経済を活性化させる」「その後、好景気になったら、増えた税収で借金を返せばいい」という経済学の理論が、意外と成り立たない事実です。
  • 「政治家は票を獲得したいので、税収が増えても別のことにお金を使ってしまう」という理屈を見聞きして、なるほどと思いました。

歴史

  • 歴史は今後の研究によって新たな事実が発覚し、代わる可能性がある。
  • 歴史は文字を残せた人や、勝者が作った書物によって作られる傾向にあるので、残されていない歴史もたくさんある。
  • 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。

日本と日本人

  • 日常では「ニホン」と発音し、あらたまった場所では「ニッポン」と発音する。
  • 国籍という概念は明治時代に生まれたので、それまで厳密な日本人は存在しなかった。  

    あとがき

いつの間にか「おとなの教養2」と「おとなの教養3」も出版されていたので、ゴールデンウィークを使って一気読みしております。