このすみノート

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エンジニアは「勉強」とどう向き合うのか? - 自分を俯瞰して考える

『「インプットの怪物」あんちぽが語るエンジニア勉強論。終わりなき論争に終止符は打たれるのか』を読みました。

最近勉強できていない自覚があり、焦りのような感情を抱きながら読んだのですが、いろいろと腑に落ちる点がありました。

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私が焦りのような感情を抱く理由

本文では、「自分の反発の正体を客観的に分析すればよい」と書いてあります。 これが本記事を読んで得た最大の発見でして、私も実際にやってみました。

たとえば「勉強しないといけない」と思っているのだけれど、いろいろな事情でできていない。そこで正論を言われたものだから、反発を覚えたのかもしれない。
あるいは勉強に注ぐ時間も熱意もあるのに、具体的に何に取り組めばいいかわからない、という焦りが反発につながったのかもしれない。このように 自分の反発の正体を客観的に見ていく ことで、自分が取るべき行動が見えてきます。

私の反発の正体を分析してみる

  • 私は、「勉強しないといけない」と思っている派である
  • 今の自分は、過去の技術貯金を取り崩しているという自覚がある
  • 勉強に使う時間はあるが、ゲームや動画でついつい一日が終わってしまっている
  • 必要だと思っているにも関わらず、取り組んでいない自分に対してイライラしている

「勉強しないといけないと思っている派」である理由

これは前々から漠然と抱いていた感情だったのですが、考えてみた結果、あんちぽ氏と同じ理由にたどり着きました。
(他にも理由は思いつきましたが、今回は割愛します)

私は取締役ではないですが、リーダーポジションであったり、部下のいる上長という立場であれば、同じように感じる方もいらっしゃるかもしれません。 あくまで自分のためではなく、メンバーと共に適切な方向に進んでいくためには、少なからず学びが必要であります。

あんちぽ: 組織をまとめる立場にいる以上、僕が進んで学ばないと組織の成長を阻害してしまいますから。
トップマネジメントをする人間としては、少なくとも視野は誰よりも広く持っていたい。メンバーが興味関心のあることは人それぞれでしょうが、どんな提案が来ても一旦打ち返すことができるくらいではありたいと思っています。一方、メンバーの提案について、その真の価値までは理解できていなくても「いいんじゃないか」と言えることも重要だと思います。何百人もメンバーがいれば当然、僕よりもメンバーの方がよく知っていることはたくさんありますから。

自分を客観的に見るとは

本記事を読んだ結果、「自分を客観的に分析してみる」をやってみたのですが、おもしろいことに気づきました。

自分を客観的に分析するとは、 「もし私が私の上司だったとしたら、私に対してどのような指示を出すのか」 に、近しい行為かもしれません。

これは今回の勉強というテーマに限らず、汎用的に使えそうです。

結論

私が本記事を読んだ感想としては、「もし、勉強が必要だと思うなら勉強すればいいし、それは自分が置かれた立場や状況によっても異なる」という、ごく普通の結論になりました。

ただ、仮に勉強はしていないと答えるエンジニアであっても、直近の開発に必要な技術を、何かしら業務時間内では調べているのではないかとも思います。

今の自分が勉強という行為をどう感じているのか、俯瞰して考えるきっかけになったので、読んで良かったです。

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