技術書の読書に集中できない問題の対策として、速読の知識を吸収する
技術書の読書に集中できず、本が読み進められない悩みを絶賛抱えております。 「内部構造から学ぶPostgreSQL」の読書も途中で止まっておりまして、止まっている間に既読部分の記憶も薄れていく悪循環です。
そこで、気負わずに楽に本を読む方法はないのかと探していたところ、らく速読なる本に出会いました。
らく速読
脳科学的が証明した世界一カンタンですごい読書術と、銘打ってあります。 読んでみたら、本当に楽な方法でした。
個人的に印象的だったのは、本を読むのではなく視る(視る)という点です。
なぜ本を読むのではなく視るのか
音読であっても黙読であっても、本を読むということは、文字を追いかけながら一文字ずつ脳で理解していくことになります。 脳にとっては、負荷の高い行為です。
一方で本を視るということは、文章(または段落やページ)全体を、イメージから理解していくことになります。 一語一句を完璧に理解しようとはしないため、脳への負担が抑えられる点がポイントです。
リラックス状態で読書すること
気合を入れたり集中状態で読書するのではなく、リラックス状態で読書します。 脳への負担を和らげるためです。
また、脳の特定の部位だけに負荷が集中しないよう、意識をちらす工夫を行います。
- 呼吸を整えたり、柔軟体操、散歩などで体をリラックスさせてから読む
- 読書している部屋全体を意識したり、風景を楽しみながら読む
- 音楽に耳を傾けながら読む
- 定期的に目をほぐしながら読む
左脳と右脳
普通に読書すると、「言語」や「論理」を担当する左脳が活発に働きます。 幼少期は右脳で「空間把握」から物事を理解するのですが、大人になるにつれ、左脳の役割が重要になっていきます。
速読のポイントは、左脳ではなく右脳を使うことにあります。 だから、本を読むのでなく視読するのです。
あとがき
本を頑張って読む必要はないという一言に、勇気づけられました。
技術書の読書においても、重要だと思った箇所だけは熟読し、それ以外はさらっと視るスタイルで試してみようと思います。