スク)に使う時間を減らし、重要な事柄に自分の時間を多く使おう」**ということになります。
新NISAの開設は正に第2領域の典型例で、「貯金ではお金がほとんど増えないから、お金に働いてもらって、利益が非課税になる投資でお金を増やしたい。けれど、目先ではなく将来の自分のためだから、緊急性はない」となり、緊急性のない事柄は後回しにされがちです。
私はWebエンジニアですが、目先の開発に必要な技術(使うプログラミング言語など)の習得は第1領域となり、それ以外にWebエンジニアとして出来ることを増やすための取り組みは第2領域になります。
『重要だとは理解しているけれど、つい後回しにしがちな事柄』と向き合うこと。なんなら先に、スケジュール帳へ予定として書き込んでしまう工夫が必要です。
第4の習慣「Win-Winを考える」
「Win-Winの関係を目指す」ことが、第4の習慣です。
これは考えてみれば単純な話で、『自分または相手のどちらかが損をする関係性は、長続きしない。一方で、お互いが特をする関係性は、長続きする』ということになります。
争う姿勢から協力する姿勢を目指す、それがもし築けない関係になるのであれば、『取引しない(No Deal)。つまり関係を築かない』ことがポイントです。 「Win-Win」または「No Deal」を増やし、「Win-Lose」「Lose-Win」「Lose-Lose」を減らします。
第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」
「理解してから理解される」ことが、 第5の習慣です。
相手との信頼関係は、まず相手を理解するように努め、そのあとで自分のことを理解してもらうことによって成立します。
阿吽の呼吸みたいなものですが、野球であれば『投手と捕手』の関係性に近いかもしれません。 打者を抑えるためには、捕手は投手の性格や球種をよく理解し、投手は捕手を信頼して投げ切る必要があります。 お互いがお互いを信頼し合うことによって、初めてバッターを抑えることができます。
これは仕事でもプライベートでも同じであり、信頼関係によって良い結果が積み上げられていきます。
第6の習慣「シナジーを創り出す」
「相乗効果を発揮する」ことが、第6の習慣です。
自分の意見と相手の意見から、妥協案しか出てこないのでは 1 + 1 = 1.5 にしかなりません。 そうではなく、双方の意見から着想を得て第3案を創り出します。
1 + 1 = 100を目指す考え方です。 これを目指すには、お互いが第3案を受け入れたり、お互いがアイデアを出し合うための信頼関係が前提にあります。
第7の習慣「刃を研ぐ」
「継続のための習慣」が第7の習慣です。
包丁やノコギリは、使い続けていくとだんだん切れ味が悪くなります。 砥石を使って刃を研ぐと、切れ味を取り戻すことが出来ますが、これは人間も同じです。
刃を研ぐ習慣は、第1の習慣〜第6の習慣を続けるための助けにもなります。
- 肉体: 栄養の偏りがない食事、十分な睡眠・休息、適度な運動
- 知性: 読書や勉強によって、幅広い知識と 教養を身に付け、自律性を養う
- 精神: 心の安定を保ち、ストレス耐性を高めて、積極的に活動できる意志力を高める
- 社会情緒: 他人とのつながりを深め、互いに助け合う関係を 築くことで、社会性を養う
これは武道やスポーツ界における、「心技体」の考え方に似ている気がします。 武道の世界では、精神力(心)、技術(技)、体力(体)があって初めて勝利することが出来ます。
心技体も、一朝一夕で身につけることはできません。 千里の道も一歩からであり、だからこそ刃を研ぐ習慣が必要となるわけです。
あとがき
最近は、自分の言動が攻撃的になっていると反省する機会が多かったり、自分を見失いがちになったりすることが多かったので、再読して良かったです。
すべての習慣を一気に身につけるのは難しそうなので、ますは刃を研いで習慣を実践しやすい自分を目指していきます。