PHP8.1のサポート期限がいつまでか調べていたのですが、セキュリティサポートが1年延長されている事実を知りました。
RFCにより可決され、PHPのサポート期限トータルで3年から4年に変更されたようです。
PHP RFC: Release cycle update
Extend Security Support by One Year
This change will extend release cycle to 4 years: 2 years of bug fixes, and 2 years of security fixes.
https://wiki.php.net/rfc/release_cycle_update
PHP Supported Versions
今年サポート終了予定だったPHP8.1は、1年セキュリティサポートが延長されています。
また、PHP8.2およびPHP8.3も同様です。
- PHP8.1: アクティブサポート (2023/11/25)、セキュリティサポート (2025/12/31)
- PHP8.2: アクティブサポート (2024/12/31)、セキュリティサポート (2026/12/31)
- PHP8.3: アクティブサポート (2025/12/31)、セキュリティサポート (2027/12/31)
世の中に古いPHPはまだまだ多い
PHP技術者認定機構の2023年11月末の記事ですが、まだまだ世間には古いPHPが多いです。
これは昨年後半の記事ですが、PHP5系が未だに18.4%もシェアを持っているのは驚きです。
- それでは、PHPをバージョンごとに分けて見てみます。
- すると、圧倒的1位がPHP7系でした。執筆時点で61.6%の割合です。次いで、PHP8系が19.8%となっており、最新のメジャーバージョンですのでPHP8系は今後シェアをどんどん伸ばしていくことでしょう。その他、PHP5系が18.4%、PHP4系が0.2%ということでした。
- PHP5系以下は、セキュリティサポートを含む公式サポートもかなり前に終了しているため、最新バージョンへのアップデート等対応をすることが必要です。PHP7系に関しても実はセキュリティサポートを含む公式サポートは終了している状況です。
あとがき
PHPのセキュリティサポート期限が1年延長されたものの、追従しなければ順次サポート終了になる事実には変わりありません。
PHPバージョンを気軽に上げやすい構成でのWebシステム開発を、今後も心がけていきたいところです。