システム運用アンチパターンを読み始めました。 まだ読み始めたばかりですが。1章あたりのページ数がそこまで多くないので、コツコツ読んでいきたいと思ってます。
本日は1章を読みました。
DevOpsとは?
- DevOpsとは何かの定義は曖昧であり、「DevOpsとは何か」を5人のグループに質問したら、彼らは大混乱に陥るだろう
- DevOpsとは、ソフトウェア開発の考え方を、ほかの役割に適用するようなソフトウェア開発手法のこと。ソフトウェア開発のライフサイクルに関わる、すべてのチームが責任を共有することを重視する。
- DevOpsのアプローチは、セキュリティ、Qa、データベース運用、ネットワークなど、ほかのグループにも拡張できる。
- DevOpsはソフトウェア開発手法のはずだが、ブームによって言葉が乱用された結果、人によって異なる意味を持つようになってしまった。
DevOpsで大事なこと
- DevOpsではツールについてではなく、チームがどのように一緒に働くかについて考える。
- DevOpsはまず人、次にプロセス、そしてその次にようやくツールについて考えます。
- DevOpsの哲学はCAMSというモデルの上に構成されている。
DevOpsの柱となるCAMS
- 文化 (culture): 企業の文化がテクノロジーの成果に与える価値と影響を過小評価してはいけない
- 自動化 (automation): 人的資本を平凡な作業から解放すること
- メトリクス (metrics):物事がうまく機能しているかどうかを判断するために必要
- 共有 (sharing):共有によって文化はより強化されていく
この本について
- 本書の執筆動機は、私の出会う多くの人々が、上司が乗り気でないためにDevOpsを行なうことができないと感じていることにある。
- 個人やチームリーダーが、自分たちの仕事をより良くするためにできる変化はたくさんある。
- 少しの投資で、ムダで価値の低い作業に費やされている時間を、より生産的な仕事に転換できる。
あとがき
DevOpsについて曖昧な理解で日々を過ごしていたのですが、ソフトウェア開発手法であると明確に定義してあったので、すっきりしました。
あと、2018年にジョブマーケット全体の中でもっとも募集された職種は、DevOpsエンジニアというくだりが地味に衝撃でした。