このすみノート

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DevOpsとはなにか - システム運用アンチパターンを読み始めた

システム運用アンチパターンを読み始めました。 まだ読み始めたばかりですが。1章あたりのページ数がそこまで多くないので、コツコツ読んでいきたいと思ってます。

本日は1章を読みました。

DevOpsとは?

  • DevOpsとは何かの定義は曖昧であり、「DevOpsとは何か」を5人のグループに質問したら、彼らは大混乱に陥るだろう
  • DevOpsとは、ソフトウェア開発の考え方を、ほかの役割に適用するようなソフトウェア開発手法のこと。ソフトウェア開発のライフサイクルに関わる、すべてのチームが責任を共有することを重視する。
  • DevOpsのアプローチは、セキュリティ、Qa、データベース運用、ネットワークなど、ほかのグループにも拡張できる。
  • DevOpsはソフトウェア開発手法のはずだが、ブームによって言葉が乱用された結果、人によって異なる意味を持つようになってしまった。

DevOpsで大事なこと

  • DevOpsではツールについてではなく、チームがどのように一緒に働くかについて考える。
  • DevOpsはまず人、次にプロセス、そしてその次にようやくツールについて考えます。
  • DevOpsの哲学はCAMSというモデルの上に構成されている。

DevOpsの柱となるCAMS

  1. 文化 (culture): 企業の文化がテクノロジーの成果に与える価値と影響を過小評価してはいけない
  2. 自動化 (automation): 人的資本を平凡な作業から解放すること
  3. メトリクス (metrics):物事がうまく機能しているかどうかを判断するために必要
  4. 共有 (sharing):共有によって文化はより強化されていく

この本について

  • 本書の執筆動機は、私の出会う多くの人々が、上司が乗り気でないためにDevOpsを行なうことができないと感じていることにある。
  • 個人やチームリーダーが、自分たちの仕事をより良くするためにできる変化はたくさんある。
  • 少しの投資で、ムダで価値の低い作業に費やされている時間を、より生産的な仕事に転換できる。

あとがき

DevOpsについて曖昧な理解で日々を過ごしていたのですが、ソフトウェア開発手法であると明確に定義してあったので、すっきりしました。

あと、2018年にジョブマーケット全体の中でもっとも募集された職種は、DevOpsエンジニアというくだりが地味に衝撃でした。