プライベートのパソコンはWindowsを使っているのですが、ちょっとした理由でnodeコマンドが必要になったため、WSL2環境にインストールしました。
先に結論から言ってしまうと、普通にaptコマンド経由でインストールできました。
$ sudo apt update $ sudo apt install nodejs $ sudo apt install npm
インストール自体はお手軽だったのですが、注意点もあることがわかったので、備忘録も兼ねてメモします。
aptコマンドでNode.jsをインストールする場合の注意点
Node.jsのバージョンが古い
さっそくインストールをしてみたわけですが、本記事を書いた時点では、v10系のNode.jsがインストールされました。
現在の最新版はv16.5.0なので、これは古いバージョンであることがわかります。
$ node --version v10.19.0 $ npm --version 6.14.4
ちなみに、apt search
でも確認してみましたが、やはりv10系でした。
$ sudo apt search nodejs nodejs/focal 10.19.0~dfsg-3ubuntu1 amd64 evented I/O for V8 javascript - runtime executable
npmコマンドを使うには、別途インストールする必要がある
sudo apt install nodejs
では、npmコマンドまではインストールされませんでした。
そのため、今回は別途インストールしました。
$ sudo apt install nodejs $ sudo apt install npm
なお、npmから先にインストールした場合は、依存パッケージとして一緒にnodejsもインストールされました。 ただ、明示的に指定するほうが無難なので、素直に同時インストールするのが良さそうです。
$ sudo apt install nodejs npm
まとめ
WSL2のUbuntsuにnodeコマンドをインストールする手順は、sudo apt install nodejs npm
を実行するだけです。
しかしながら、このやり方ではインストールされるNode.jsのバージョンが古いという、最大の欠点があります。
あくまでnodeコマンドの一時利用であれば問題なさそうですが、それ以外のユースケースでは、素直にnodenv
やnodebrew
の採用を検討するほうが良さそうです。