私はメモアプリにEvernoteを使っているのですが、たまたま間違ってF12を押してしまったときに、ブラウザでお馴染みの開発者ツールが開くことに気づきました。 ちなみにWindowsアプリ版です。
理由が気になったので、簡単ですが調べました。
開発者ツールが開ける理由は、electronで作られているから
EvernoteのWindowsアプリには、「ヘルプ > 著作権情報」というメニューがあります。 情報が得られると思い開いてみたのですが、OSSのライセンスが列挙されてました。
その中にelectronがあったので、どうやらEvernoteのWindowsアプリは、electronで作らているようです。
ヘルプ > 著作権情報
...中略... electron 11.3.0 <https://github.com/electron/electron> Copyright (c) 2013-2020 GitHub Inc.
electronではChromiumが使われている
electronとは、macOSやWindowsをはじめ複数のプラットフォーム向けに、Web技術(JavaScript, HTML, and CSS)を使ってハイブリッドアプリを構築する技術です。 コア部分に、Node.jsとChromiumが採用されています。
おそらくChromiumで動いているため、F12で開発者ツールが開けたのだろうと推測されます。
まとめ
私にとっても身近なアプリでelectronが使われていることがわかり、electronへの信頼が増しました。
electonは過去に少しだけ検証した程度の利用経験しかないのですが、今後なんらかのデスクトップアプリを開発するような機会が訪れたときは、electronにまた触れていきたいと思います。
余談ですが、普段使っているアプリでライセンス情報のページを開くと、身近なアプリで使われているOSSがわかっておもしろいことに気づきました。