昨今、駆け出しエンジニアが話題になっています。 異業種から独学で転職を目指す方もいれば、プログラミングスクールに通う方もなど、パターンも多種多様です。
そんな駆け出しエンジニアの流行を受けて、ふと、なぜ多くの人がITエンジニアを目指しているのか気になりました。 考えを巡らせているさなかに、『そもそも自分がITエンジニアになるきっかけは何だったのか』を整理したくなったので、言語化しながらアウトプットしてみます。
(中学)小説を書きたくてパソコンと出会う
私がはじめてパソコンに触れたのは、一太郎(ワープロソフト)がきっかけでした。
中学生のときの私は、小説が書きたかったのです。 しかしながら、私はものすごく字が汚なかったので、手書きは早々に挫折しました。 そこでワープロを使おうということになるのですが、家にはないので学校のパソコンルームを使って小説を書いてました。
・・・とは言え、ずっと小説を書いていると疲れます。 気分転換という名の休憩では、暇なのでパソコンをいろいろいじってました。 これが最初の、私とパソコンの出会いだったと記憶しています。
(高校)パソコンでもゲームができるらしい
その後しばらくは、ワープロくらいしかパソコンを使う機会はありませんでした。 この頃はすでに、自宅に一太郎を備えたパソコンがあったのですが、風のうわさでパソコンでも色々なゲームができるということを知ります。
パソコンゲームにのめり込んだ私は、自分でもゲームが作ってみたくなりました。 そこで高校卒業後の進路は、ゲーム系の専門学校に通い、ゲームプログラマーになると決めました。
しかしながら、これが親の大反対に遭います。 結果的に専門学校は諦め、大学へ通うことになります。
ちなみにプログラミングができるという理由で情報系の学科に進むと決めたのですが、当時ITバブルの影響で情報系の倍率が異様に高く、大学受験に落ちまくったのが記憶に新しく残ってます(苦笑い)。
(大学)授業でCやJAVAを勉強したり、技術書を読んだり
大学では、数学や情報基礎を学ぶ他、CやJAVAを使ったプログラミング講義があったことを覚えてます。 また就職も意識する必要があったので、基本情報技術者やソフトウェア開発技術者(応用情報技術者)の資格も取りました。
ちなみに、私が明確にITエンジニアとしてやっていくと決めた瞬間は、ソフ開(応用情報)を取得したときだったと思います。 ソフトウェア開発技術者は国家資格なので、国からお墨付きを貰えたことは、はっきりとした自信になりました。
IT企業(SIer)への就職
私は面接が苦手なので、就職活動がものすごく嫌でした。 そのせいもあってか、就職活動は最初に内定をもらった企業で早々に決定し、大学4年生はバイト三昧の日々を過ごしました。
大学卒業後に新卒でSIerとして働き始め、紆余曲折あって今に至ります。
さいごに
書いてみて思ったのですが、大学の情報系学科を卒業して新卒でITエンジニアとして就職しているので、とくに面白みはありません。
ひとつだけ言えることとしては、情報処理技術者試験は国家資格なので、今でも取得して良かったと思ってます。 資格は役に立たないと批判されることもありますが、なんだかんだ国家のお墨付きで技術者として認められている事実は、ITエンジニアを続けていく上で自信になりました。