週末うつとサザエさん症候群を予防するための、快適な休日のすごし方 - 休む技術

  • 土日がダラダラしているうちに終わってしまう
  • 休み中も仕事のことが気になってしまう

メンタルを維持する上で休日は重要ですが、日曜日の夜に、休日のすごし方を後悔している方も多いのではないでしょうか?

私もその1人で、「休みをムダにすごしてしまった」と感じたことは、数え切れないほど身に覚えがあります。 橋本ゆのさんの漫画、「土曜日を無駄に過ごす社会人」はあるあるで、まるで自分を見ているようでした。

そこで以前に購入した、だいわ文庫の「休む技術」を再読しました。 この本は「人間関係を休む技術や、適度に休むことでパフォーマンスを上げる」・・・など。 休日に限らず、休みについて全般的に書かれていることが特徴です。

休む技術 (だいわ文庫)

休む技術 (だいわ文庫)

休日にしっかり休めないと、「週末うつ」を発症する危険性がある

「週末うつ」になると、本来楽しいはずの休日のプライベートが楽しめなくなってしまいます。 楽しめなくなってしまう理由は、主にメンタルの不安が誘発されるです。

メンタルの不安要素には、「仕事への不安」「経済的な不安」「キャリアの悩み」・・・など。 人によってさまざまな因子があります。

週末うつになりやすい人の特徴

  • 平日はちゃんと起きることができるのに、週末になると昼近くまで寝てしまう
  • 週末になると体調を壊してしまう
  • せっかくの休みでも気分が晴れない
  • 休みの日でも仕事のことが気になって仕方がない

「週末うつ」の症状が平日ではなく週末に発生するのは、本書によると週末は孤独を味わうことが多いからです。

「予定もないし、一緒に出かける相手もいない。とくにやりたいこともない・・・こんなことなら会社で仕事をしているほうが、自分の重要性(存在感)を感じることができる」 このように週末を楽しめない感覚に陥ってしまうと、「週末うつ」になる危険性が増します。

「週末うつ」はネガティブな感情を呼び起こすため、結果的に休日で疲れがとれず、平日のパフォーマンスも上がらないという悪循環に陥ります。

休日も生活リズムを乱さない

休日を快適にすごす上で真っ先に挙げられるのが、 休日だからと言って生活リズムを乱さない ことです。 「健康かつ健全に過ごすこと」これが第1条件です。

  • 二度寝した結果、昼過ぎまで寝てしまった
  • 布団でスマホを見ていたら、いつの間にか寝落ちした
  • 寝すぎて頭が痛い

まず朝にしっかり起きて、布団を畳みます。 しっかり目覚めることが重要です。

平日の夜ふかしをやめよう

睡眠不足は仕事のパフォーマンスを下げるため、結果的に残業が増えてしまう傾向にあります。 残業が増えた結果、就寝時間が遅くなる・・・という、悪循環に陥ります。

この悪循環を解消しようとすると、どうしても週末の寝溜めに頼りがちです。 しかしながら週末の寝溜めは、「週末うつ」を誘発する因子のひとつでもあります。 また週末の満足度を下げるため、結果的に日曜の夜に後悔の念が襲い、「サザエさん症候群」を発症する可能性があります。

休日の朝に目覚めるためには、平日の段階からしっかり睡眠をとることが必要です。

気晴らしは意外と重要

休日にやりたいことがなかった場合は、まずは気晴らしをしてみましょう。

「週末うつ」にならないためには気晴らしが大切

  • 近くの公園まで散歩
  • 喫茶店で読書
  • 話題の映画を見に出かける
  • DVDをじっくり選んで借りてくる
  • ...etc

分刻みで、みっちり計画を立てて過ごす必要はありません。 休日は休む日ですから、心も身体もリラックスできる、落ち着いた気晴らしがオススメです。

休日に楽しみたいことを事前に溜めておく

休み中にやりたいことを溜めておくと、休日の訪れが楽しみになります。 できれば金曜日の夜までに、土日にやりたいことを決めておくと良いでしょう。

日曜の夜に起きがちな「サザエさん症候群」を予防する意味も含めると、毎週末に次の楽しい週末を妄想しながら、休みの計画をたてるのもオススメです。

休日に仕事をする場合でも、メリハリをつける方法

休日も仕事をしてしまうと、オンとオフのメリハリがつかなくなり、結果的に休みにくくなってしまいます。 その場合は休日を、 午前と午後の2分割、または午前・午後・夜の3分割にわけて考える のがオススメです。

  • 仕事は午前中に終わらせて、午後は休むと決める
  • 午後は勉強するけど、夜はゲームをやると決める

これも同じく、分刻みできっちり区切る必要はありません。 仕事モードとリラックスモードを時間帯で区切って切り替えることにより、心と身体を休ませることが目的です。

静的な休みと動的な休み

静的な休みとは、家でのんびりしたり、カフェで落ち着いた休日を過ごすことです。 一方で動的な休みとは、外出や運動がメインの、アクティブな休日のことを言います。

  • 今週は疲れているから、静的な休みにしよう
  • 今日は天気が良いから、外出してアクティブな休日を過ごそう
  • 昨日はゆっくり休んだから、今日は外に出よう

静的な休みと動的な休みに優劣はありませんが、うまく組み合わせることが重要です。

運動は不安やうつをやわらげる

運動には不安やうつをやわらげる効果があり、休みの満足度を高めることがわかっています。 体力の回復という意味では静的な休みに軍配が上がりますが、積極的に運動も取り入れることによって、休日の充実度は上がります。

運動と言っても、激しい運動は必要ありません。 散歩を兼ねたウォーキングや、ヨガ、ストレス発散のカラオケ・・・など。 軽い運動でも効果があります。

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仕事も人生も、サボっても良い

マジメな人はうつになりやすいと言いますが、仕事がすべてと思っている仕事人間な人ほど、週末うつになりやすいです。

仕事を円滑に進めることを気にしすぎてしまうと、「有給休暇をとらない」「イエスマンになってしまい、結果的に大量の仕事を抱えて残業が増える」・・・という、循環に陥ります。

ここで必要なのは サボる勇気 です。 仕事も家族サービスも、適度にサボらないと結果的に心と身体が疲労し、破綻します。

常に全力で駆け抜ける必要はありません。 疲れたときはサボっても良いくらいの、心の余裕を持ちましょう。

実務に関連した趣味で、趣味を始める敷居を下げる

私は最近「競技プログラミング(競プロ)」を始めたので、週末は競プロの過去問を解いてます。 普段はWEBエンジニアをやっているので、競技プログラミングでよく使われるC++を書くことは少ないです。

競プロは普段の開発とは違いますが、少なからず普段の開発で得たテクニックが使えます。 実際にやってみて思ったのですが、 仕事で得たテクニックを活かせる趣味の場合、普通の趣味と比べて始めるための敷居が格段に下がります。

週末にやりたいことがないのであれば、まずは業務で得たテクニックが活かせる趣味から、検討してみてはいかがでしょうか?

さいごに

本書には、次の一節があります。

「欧米人は人生のために休日を使い、日本人は仕事のために休日を使う」

せっかちな日本人にはありがちですが、一方で日本には湯治という文化もあります。 休みのすごし方は、心と身体のリラックスに大きな影響を与えます。

近場にカジュアル旅行をしてみるでも良いですし、本屋や映画館に行ってみるでも構いません。 普段の休日の過ごし方を、見つめ直してみてはいかがでしょうか?

休む技術 (だいわ文庫)

休む技術 (だいわ文庫)