技術書同人誌博覧会(技書博)にサークル参加しました。 第1回の場所は「大田区産業プラザPiO」で、場所は蒲田です。
サークル参加の疲れが抜けきれていない状況ではありますが、記憶の新しい内に感想を書きます。
サークル参加しようと思った理由
第1回なので最初は様子を見ても良かったのですが、自宅から近かったので参加を決断しました。 私は神奈川県民で川崎勢なので、すぐ隣が川崎に隣接している蒲田は参加の決め手になりました。
新刊を持ち込むかどうか
技術書典6でやりきった感触と執筆疲れもあったので、新刊を書くつもりはありませんでした。
ただTwitterをはじめとして運営のやる気が伝わってきたのと、わずか数日で埋まってしまった貴重なサークル参加枠であることも確かなので、途中で方針を変えて新刊を書くことにしました。
Node.js学習日記
「Node.js学習日記」という新刊を書きました。
ちょうど実務で数年前に開発されたNode.jsのプロダクトをメンテナンスする機会があったため、自分自身のNode.jsに対する知識をアップデートしながら執筆したのが本書です。
内容はプロセスマネージャー・クラスタリング・コールバックの解消・イベントループなどになります。 Node.jsの技術面の知識を、自分なりに学習しつつ整理しながら解説したのが本書です。
3週間で新刊を書く努力
新刊を書くと決断したものの、実際に書き始めたのは6/21(金)です。 私は同人誌の印刷は「ねこのしっぽ」さんにお願いしているため、ねこのしっぽの技書博向け通常〆切である7/16(特急〆切は7/17)までに新刊を書き上げなければなりません。
これはとても疲れました。 納品前の海の日を含めた3連休は徹夜でしたし、〆切当日の早朝に表紙を作成し、校正をはじめて終わり次第ねこのしっぽに直行して入稿するという弾丸入稿です。
執筆期間と本の構想スケールがあってない
最終的なねこのしっぽへの納品はA5の表紙込みで96ページだったのですが、平日は社会人として働きながらですので、限られた時間と週末での執筆になります。
今回は明らかに校正に割く時間が不足していたため、執筆期間と本の構想(文量)がミスマッチしていた実感があります。 1か月半は執筆期間が欲しかったという印象です。 もしくは3週間で書ける適正な文量(ページ数)に、本の構想を抑えるべきでした。
サークルチェック数について
チェックとはブックマークのことで、私は技術書典ではサークルチェック数を加味して本の印刷部数を決めています。
以下が私のサークルにおける最終的なチェック数です。 なお技書博では、本ごとにチェックできるという差分があります。
- サークル本体:19
- Node.js学習日記(新刊):34
- Kuinプログラミング入門:7
- エンジニアアンチパターン:34
- レベルアップPHP(商業誌):14
正確な数値をとったわけではないのですが、チェック数と実際の頒布数はだいたい同程度でした。 新刊のNode.js学習日記は30部を頒布しましたし、既刊もエンジニアアンチパターンがよく売れました。
ただし商業誌のレベルアップPHPは、チェック数ほど頒布できませんでした。 同人誌との価格差がネックになったと思われます。
開催間近のチェック数ブースト
技術書典と同じく、開催間近の数日間でチェック数のブーストがありました。 ただメモしてなかったので、推移のグラフがありません。毎日のチェック数をメモしておけば良かったです。
今回は執筆が弾丸すぎて疲れてしまったため、次回は細かい部分も気を配れるよう事前準備して臨みたいです。
技書博のチケット制入場
今回の技術書同人誌博覧会は、閉会時の館内放送で一般来場者数が約640名前後というアナウンスがあったと記憶しています。 単純に考えると技術書典の1/10以下の規模感ですが、それでも新刊だけで70部や100部を頒布したサークルさんもいて驚きました。
1時間ごとのチケット制による入場だったので、会場内は終始一定レベルの混雑度に留まりました。 じっくり立ち止まって立ち読みできる余裕があったので、来場者にも優しい制度かと思います。
サークル参加側としても、じっくり読んでから購入を決断してもらえるのはとても嬉しかったです。
技術書同人イベントと台風
今回の技書博が不運だったのは、やはり台風の影響です。 最終的にイベント当日の朝は晴れたのですが、最後までハラハラドキドキの連続でした。
技術書典も含め、なぜか技術書同人系のイベントは台風や悪天候と縁が深い。
BOOTHの電子版と技書博カテゴリ
BOOTHには「技書博」専用のカテゴリがあります。
私の新刊もBOOTHで電子版を頒布しております。 再度の宣伝で恐縮ですが、Node.jsに対する理解を深めることを目的にした同人誌です!
さいごに
じっくり本を読んでから購入を検討することができたため、来場者もサークル参加者も快適なイベントだったかと思います。 運営の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。
第2回にサークル参加するかどうかは状況次第のため未定ですが、今年の冬に開催が定されておりますので、そちらも今から楽しみです!