「技術書LT&懇親会【Caraquri Tech Night #1】」で、LTプレゼンをしました。 オススメの技術書を紹介し合って、気づきや知見を増やすイベントです。
私は本が好きなので、定期的に書店に足を運んでいます。 今回のイベントでは、技術系同人誌についてプレゼンされる方が多かったです。
におうコードの問題集
私は「におうコードの問題集」について発表しました。
におうコードの問題集とは?
「におうコードの問題集」は技術書典で頒布されているシリーズ作品で、過去に3作が頒布されています。
- 技術書典4: リファククタリング 〜バリエーションに立ち向かう編〜
- 技術書典5: セキュリティ 〜セキュリティホールに立ち向かう編〜
- 技術書典6: 設計 〜ソフトウェア設計に立ち向かう編〜
におうコードとはなにか?
「におうコード」とは、脆弱性・バグ・保守性が低いなど、何らかの問題を含んでいるコードのことです。 これらの問題についてグランパ(おじいちゃん)とマゴ(孫)が議論し、問題を解消しながらWEBエンジニアとしての力をつけていきます。
「SQLアンチパターン」に代表される、アンチパターン本をイメージするとわかりやすいかもしれません。
シリーズ作品という強み
次回の技術書典7では、データベース編の頒布が予定されています。 著者がWEBエンジニアとして働きながら得た技術が詰まっているため、全WEBエンジニアにオススメです。
サンプルコードはCrystal言語
本書のサンプルプログラムには、Crystal言語が採用されています。 静的型付けのコンパイラ言語で、「Fast as C, slick as Ruby(Cのように早く、Rubyのようになめらか)」がキャッチコピーです。
私は本書をきっかけにCrystal言語を知ったのですが、新しい言語でリファククタリングやセキュリティーを学ぶのは、新鮮な気持ちになりました。
難しい文法が使われているわけではないので、少しでもRubyを知っていれば問題ありません。
他の方が発表した本
私以外の発表は、以下の本です。 皆さん、著者みずからがプレゼンしてました。
- RxSwift研究読本
- 継続的にアウトプットする技術
- IT実務のアンチパターン
- チームでつくるRESTful API
さいごに
におうコードの問題集は、全WEBエンジニアにオススメできる内容です。 さらにガチガチの技術書ではなく、読みやすさも意識した会話形式の書籍になっています。
興味があれば、ぜひ手にとってみてください。