ひとりで細々とやっている「このすみ堂」という同人サークルですが、技術書典6に申し込みました。今回はプログラミング言語Kuinの本を頒布します。
公式サイト: プログラミング言語「Kuin」
私はWEB系エンジニアで、技術書典4では「React.js x Firebase」を、技術書典5では「PHP」についての本を頒布しました。今回は主戦場がPC上になり、ゲームプログラミングやツール制作がテーマになります。
昨年の段階から書きたいという構想だけは抱いてまして、それを実際に書くかどうかは迷っていたのですが。いざ技術書典6の申し込みの時期になって、頑張ろうと心に決めました。
決断にいたった経緯や、Kuinの概要、告知などをつらつらと書いて行きます。
WEB系エンジニアがゲームプログラミング?
私の本業はWEB系エンジニアなので、ゲームプログラミングとは無縁です。ほぼゲームプログラミングの知識はないと言っていい状態なのですが、以下の理由から書き始めるにいたりました。
- 未経験分野のプログラミングもやってみたい
- エンジニアでゲーム好きなんだから、せっかくだからプレイするだけじゃなくて作ってみたい
- 私と同じように、WEB系エンジニアだけどゲームプログラミングにも興味ある人がきっといるはず
実は、過去に何回かゲームプログラミングにチャレンジしたことがあります。ただ、続かないことが多かったので、あえて執筆駆動で納期を決めてやってみることにしました。
まったく違う分野のプログラミングのため、苦労が伴うこともあるかと思います。それでも、書いてみたいという好奇心が勝りました。
プログラミング言語としてのKuinの魅力
普通ならUnityを選ぶでしょうし、私もUnityの入門書を読んだ知識で、簡単なゲームを作った経験があります。実はひっそりと、GitHub Pagesで公開してます。
https://konosumi.github.io/unity-bit-field-web-game/
今回あえてプログラミング言語Kuinを選択したのは、Kuinがおもしろそうだったからです。
- シンプルな言語設計にもかかわらず、ゲーム開発までできる実用性を備えている
- 0行で「Hello, world!」という珍しい体験
- Rubyと同じく和製言語
- 情報量が多くないからこそ、書いてみる価値がありそう
- くいなちゃんが可愛い
- ...etc
また、コンパイルの高速化を追い求める思想で開発されていて、言語設計にもそれが反映されています。
公式サイト: くいなちゃん学院
Kuinとくいなちゃん
Kuinというプログラミング言語はOSSで、主に「くいなちゃん」チームによって開発されています。
くいなちゃんがとても可愛いので、最初はゆるふわな言語かと思っていたのですが。フタを開けてみたら本格的な言語でびっくりしました。
「Kuinでプログラムを書いてみたら楽しそう」そう思ってチュートリアルでプログラムを書き始めてみたのですが、これがまた楽しいのです。
これはプログラムだけじゃなくて、本としても書いてみたらおもしろそうだと思えてきました。ここまで興味を抱いてしまったら、書かないという選択肢はありません。
技術書典6向け告知用サークルカット
前置きが長くなってしまいましたが、告知用にサークルカットができました。
ライト調の微笑みくいなちゃんと、ダークでラスボス感の強いくいなちゃんでパターンがあります。ちなみに最初から2つ存在したわけではなく、違うパターンも試してみたら、結果的にそうなりました。
予定ではダークでラスボス風味のくいなちゃんを技術書典6のページに掲載するつもりですが、せっかくの機会ですので両方とも掲載します。
ライト調の微笑みくいなちゃん
ダークでラスボス風味のくいなちゃん
プログラミング言語Kuinのサンプル版を公開中
Kuinの本が書けそうか感触を確かめるため、昨年末に制作したサンプル版の同人誌があります。
序盤のみで20ページに満たない程度のボリュームですが、Kuinとくいなちゃんの紹介を書いてます。ダウンロードや「スキ!」をクリックしていただけると、とても嬉しいです。
コンティニューするプレイヤーを募集中!
サークルカットの段階では、プレイヤーはゲームオーバーになってしまいます。コンティニューするプレイヤーの皆さんを、当日は技術書典6の会場でお待ちしています。
参加できない方に向けても、後日、電子書籍版を頒布する予定です。
さいごに
今回は初めて、自分の技術スタックとはまったく異なる領域の本を執筆します。
苦労はあるかもしれませんが、逆に同人だからこそ思い思いに書けると思ってます。楽しく書いていきたいと思ってますので、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。
プログラミング言語としてのKuinや、くいなちゃんの魅力が伝わる楽しい本にできればと思っております。よろしくお願いいたします!
なお、現段階では技術書典6の当落も未定な状態ですので、本が出せるかどうかもはっきりしておりません。もし当選できたら、本を作るだけじゃなくて他にも何かやれたらいいなー。