西野カナさんの「Bedtime Story」を購入したので、思い立って「映画3D彼女リアルガール」について書くことにしました。
「映画3D彼女リアルガール」は、とても面白い作品です。笑いあり、涙ありです。
感動で涙しそうになるほど切ないシーンもあれば、主人公が不器用すぎて笑えてしまうシーンもあります。だいぶ前の話ですが、私は映画館で鑑賞しました。
感想を書いていきます!
目次
概要とキャラクター感想
突然付き合うことになる二人
2次元を愛する超絶オタク・つっつんこと筒井光の面白さに目を付けた五十嵐色葉は、つっつんと付き合うことにします。
最初、つっつんはドッキリ、もしくはイジメなのではないだろうかと勘違いします。でも、嘘ではなく本当でした!
デートを繰り返しながら、二人は親交を深めていきます。普通なら「リア充爆発しろ」と言いたくなる局面ですが、そうはなりません。なぜかと言うと、つっつんが不器用すぎて、笑えるどころか応援したくなってくるからです。
オタクに引かない色葉
つっつんの家へ行くことにした色葉は、ついにつっつんの部屋とご対面しました。彼の部屋は、美少女フィギュアが飾ってある典型的なオタク部屋です。でも、彼女はけろっとしています。
むしろ、フィギュアを興味深く眺めていて、愛着すら抱いています。なんというか、色葉からしたらオタク趣味は専門外(蚊帳の外)の分野なので、好きも嫌いもないんだろうなぁ、という印象です。
不器用すぎるつっつん
つっつんはとにかく不器用です。告白は振ってしまうし、ストーカーにも間違われます。
最初のうちは不器用だなぁと思いながら見ていたのですが、途中からはつっつんのことを応援したくなりました。
彼はとにかく真っ直ぐです。ただ単に、恋愛に慣れてなかったり表現が下手なだけで、心はピュアなんです。
悲運の綾戸純恵
もし、綾戸純恵がもう少し早くつっつんと出会っていたら、つっつんは綾戸純恵と付き合っていたことでしょう。
彼女もまたオタク趣味をもち、つっつんとは話が合います。
恋愛は勢いとタイミングが重要で、純恵はそういう意味では悲運です。でも、つっつんと周りの仲間達と遊んでいる時の純恵は、とても楽しそうでした。
親友の伊藤悠人
彼は、いわゆる主人公の親友ポジションです。伊藤悠人もまたオタクなのですが、最初は主人公のつっつんに対して、リアルにはのめり込まないほうが良いスタンスをとっています。
つっつんの本気度を悟った悠人は、スタンスを変えることになります。こんな親友が欲しかったと、わりと思います。
感想編
オタクはピュアである
本作を観ていて感じたのですが、オタクはピュアなのです。
1つの趣味で熱烈に没頭できるのは、ある種の才能です。オタク趣味の場合は、それがたまたまオタク趣味だったというだけです。
つまり、オタクは純粋なのです!
応援したくなるような恋愛
本作を観ていて「リア充爆発しろ」と感じなかったのは、つっつんも色葉も一生懸命だったからです。
なにせ、2人は突然付き合いはじめます。何回かデートを重ねて「付き合いませんか?」ではないのです。それゆえの苦労、戸惑い、もどかしさ、本作の魅力はそこにあります。
応援したくなるような恋愛、これこそが本作の魅力です。
記憶を失う悲しみ
5年後に再開した色葉は、記憶を失っていました。2人が育んできた恋愛は、もろくも崩れ去ります。しかしながら、間淵医師も記憶喪失につけこんで、悪いやつすぎて苦笑いです。
後半は駆け足なところがあって、ハロウィンのシーンも唐突です。もう少し映画の尺があったら、丁寧に描けたのかなぁという印象を持ちました。
さいごに
「映画3D彼女リアルガール」は、笑いあり涙ありの楽しい作品です。劇場公開は2018年9月のため、ほぼ公開は終了してしまったのですが。DVDやブルーレイがレンタルを開始したら、また観ようと思います。
西野カナさんの「Bedtime Story」も映画の雰囲気にあっていて、良い曲です。CDではないですが、私は配信で購入しました。
不器用だからこそ一生懸命で、恋愛は「いいなぁ」と純粋に思える作品です。是非ご賞味あれ。