高田馬場の「CASE Shinjuku」で行われているイベント、YYPHPに参加してきました。
前々から行きたいと思っていたのですが、なかなか行くことができず。今回はタイミングがあったので参加してみたところ、なんと記念すべき第50回でした。凄い!
YYPHPは「わいわいPHP」の略です。その名の通り、雑談やディスカッションをベースにして進行していきます。個人的な感想で言えば、予め目的や質問したい事を持った状態で臨めば、凄く有意義に活用できるのではないかと思ってます。
目次
私が参加しようと思った理由
私は、技術書典5という同人即売会のイベントで、「PHP中級者を目指す 〜言語を使いこなすための本〜」という本の頒布を考えています。
そのため、書いているPHP同人誌の中身のアドバイスが欲しかったが参加理由です。自分で言うのもなんですが、なかなか珍しい参加理由だと思います。
中級者向けの本として適正なのかどうか、その辺りを主催者や参加者の皆さんにチェックしていただきました。細かいアドバイスもいくつか頂きましたが、方向性としては間違っていない事が確認できたので、良かったです。
なぜ有意義だと思ったのか?
主催者の@suinさん、@reoringさん、@nouphetさんは、いずれもハイレベルのエンジニアです。そのため、かなり的確なアドバイスを貰うことができます。
suinさんと最後に話し込んでいたのですが、とても良い刺激になりました。自分ももっとPHPを使いこなせるようになりたいなぁ。
初心者からベテランまで参加できる
初心者の方から、PHPを10年以上使い込んでいる方まで、様々な方がいらっしゃいました。第50回でも色々な質問が出ました。
私がYYPHPを凄いイベントだなと思った一番の理由は「PHP初心者の方の質問に、本気で向き合って解答するイベントは珍しい」と思ったからです。
一言で言ってしまえば、リアルteratail(テラテイル)です。
しかも無料ですし、わいわいです。特に気負って参加する必要はありません。
マンガが描けると強いという話
そう言えば、YYPHPの第50回には「湊川あい(@llminatoll)」さんが居ました。本の内容をプロジェクターで写しながら見せてもらいましたが、相変わらず湊川さんの本は面白いです。個人サークルだから、技術書典5では持ち場を離れられないので買えないけど、欲しいなぁ。
最近よく思うのですが、マンガが描ける方は強いなーと思います。それこそ、今日のはてブエントリーの「あおひげ(@aohige10)」さんは、30歳からマンガを書き始めたそうです。凄く尊敬します。
「PHPの型宣言や名前空間の解説を、マンガで解説したらもっと分かりやすくなるのだろうか?」と思う、今日この頃です。
強いエンジニアとはどんなエンジニアなのか?
最も印象に残った質問が「強いエンジニアとはどんなエンジニアなのか?」でした。イベントの最中では、私は的確な解答が思いつかなかったのですが。
帰りの電車内で、プログラマー風林火山の記事を思い出しました。
- 風のエンジニア
- 迅速な設計/実装によってチームを加速させる風のエンジニア。風のエンジニアがいない開発チームでは、他に先駆けて新製品やサービスをリリースすることが困難になる。
- 林のエンジニア
- 突発的なトラブルが発生しても冷静に対処し、チームに乱れぬペースを提供する林のエンジニア。林のエンジニアがいない開発チームはトラブル発生時に何をすべきかの正確な判断を行えず、混乱に陥りやすい。
- 火のエンジニア
- 新しい技術/方法/ツールの積極的な導入によってチームやその成果物の競争力を高める火のエンジニア。火のエンジニアがいない開発チームは同じやり方を繰り返すことはできるが、進歩する機会が少ない。
- 山のエンジニア
- 厳密なエラーチェックと堅牢なプログラミングによって成果物の安定性を高める山のエンジニア。山のエンジニアがいない開発チームは常に品質の低さからくる不安にさいなまれる。
どちらかと言うと、この分類が重要であると言うよりは、エンジニアにはこれだけ多様性があることを認識しておく必要があると考えています。
また、求められるエンジニア像は、会社の規模によっても変わってきたりします。小規模なスタートアップの場合、全てを自分で完結できるフルスタック寄りのエンジニアが重宝されます。
反面、企業が大きくなるほど一般的には分業志向が高まるため、インフラに特化したような専門性の高いエンジニアが重宝されます。
- 自分が強みにしたい事は何か?
- 今自分が所属している場所で、何が求められているのか?
- 仮に今の所属を飛び越えて、新しい場所にいるとしたら自分は何をしていたいのか?
「これらを今一度考えてみるのはどうでしょうか?」と、思いました。
さいごに
「YYPHP(わいわいPHP)」の名前の通り、雑談やディスカッションをしながら進んでいくイベントです。みんなが主役になれるイベントですので、臆せずに参加してみるのが良いんじゃないかなぁと思います。
意外と、LTや登壇デビューを考えているような人にも合うかもしれません。私は、自分が書いている同人誌をプロジェクターで写しながら解説をしましたが、これもある種のLTと言えますね!