失敗しないための本の買い方と、面白い本の選び方 - 原作本、古典、デビュー作のススメ

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私は読書家なんですが、ずっと悩んでいることがあります。それは「本の買い方と選び方」です。

何が難しいって、いざ読み始めてみると、しっくりこない本の多いこと!

私は文庫本派ですので、一冊あたりの金額は数百円ではあるのですが、それでも痛い出費には変わりありません。悪戦苦闘した結果、いくつかの知見を得るに至りましたので、今回は「本の買い方と選び方」について共有したいと思います。

映画・ドラマ・マンガ化した原作を買う

映画・ドラマ・マンガ化などが決定した小説は、ハズレを引く可能性が低いため、かなりオススメです。

理由は単純でして、作品に魅力があるからこそ、メディア展開が決定したわけです。読んでいると「なるほど、これは面白い!」と感じる本がたくさんあります。

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

例えば、最近では森見登美彦さんの「ペンギン・ハイウェイ」は、とても面白かったです。感想も書いてますので、ぜひともお読みください。

(注釈:ただし、ネタバレがあります。未だ読んでない方はご遠慮ください!)

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他にも、映画レディ・プレイヤー1(Ready Player One) の原作「ゲーム・ウォーズ」や、映画化が決定している二宮敦人さんの「最後の医者は桜を見上げて君を想う」など・・・枚挙すればキリがありません。

「○○化決定!」の帯を見かけたら、要チェックです。

最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)

最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)

古典的な名作は、立ち読みが必須である

いわゆる古典的な「名作」は、とても読む価値の高い本です。

  • 夏目漱石 坊っちゃん
  • 川端康成 雪国
  • 太宰治 人間失格
  • ・・・etc

とてもオススメではあるのですが、古典的な名作は、読みやすさの印象に個人差が強いです。ある程度読んでから、購入を決断したほうが良いです。

私の場合、気合を入れて買ってみたものの、読みづらくて挫折した経験が、何回もあります(苦笑)。

ただ、その読みづらさを解消するために、現代の読者に向けて、読みやすくリプレースした作品もあります。とにもかくにも、本屋や電子書籍の試し読みなどで、入念に読んでから購入を検討されることをオススメいたします。

勉強・学習系の本は、難易度を入念に確認する

私は読書家ですので、何かを勉強するときも本が中心です。本での学習の場合、インターネットと違って情報が体系的にまとまっている事が多いので、深いレベルまで理解を深めることができます。

しかしながら、いざ勉強しようと思って本を手に取ったものの、難しくて途中で挫折した経験が、私には多々あります。

自分なりに分析した結果、挫折には大きく分けて二つのパターンがあります。

  1. モチベーションの低下
  2. 難しくて先に進まない

「モチベーションの低下」は、本を買ったときはやる気に満ち溢れていたものの、積み本から取り出した時にはそこまでではなく、やる気が起きないパターンです。学習系の本は、すぐ読まずに積んでしまうと、大抵うまくいきません。

(注釈:あくまで私の場合です)

「難しくて先に進まない」は、序章と1章だけが優しくて、突然難しくなるような本に多いです。まず目次を見て、後半の章が大丈夫そうかを確認します。要は、章を増すごとに、段階を経て難しくなるような本であればよいのです。

私的には、最初から全てを網羅するような難しい本には手を出さないことをオススメします。「初心者向け => 中級者向け」と、少しずつ本をステップアップして段階を踏んでいけばよいのです。

何も、最初から全てが載っている本を買う必要はありませんし、以外と全ての知識までは必要ないことも多いです。

読書メーターのランキングのススメ

読書メーターは、ユーザーが本の感想を投稿するサイトです。交流機能もあって、本を通じたSNSという側面もあります。

さて、そんな読書メーターですが、ランキング機能があります。

読書メーターのランキングは魅力的でして、「読書メーターで1位!」という帯に惹かれて購入した「優しい死神の飼い方」は、とても面白い本でした。

同じランキングでも、単なる売り上げランキングよりは、実際に読んだ人の実績を基にしたランキングのほうが、ハズレを引く可能性は少ないかと思います。

優しい死神の飼い方 (光文社文庫)

優しい死神の飼い方 (光文社文庫)

著者のデビュー作を買う

いくつかの作品を出している著者の場合、デビュー作はやはりオススメです。何故かと言いますと、やはりデビュー作は「著者の気合の入れようが違う」のです。

伊坂幸太郎さんも、私はデビュー作の「オーデュボンの祈り」が最も好きですし、森博嗣さんも「すべてがFになる」が原点です。

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

最近読んだ中ですと、鯨統一郎さんのデビュー作「邪馬台国はどこですか?」は面白すぎてびっくりしました。

(注釈:以下の記事はネタバレがありますので、未だ読んでない方はご遠慮ください!)

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著者にとって、デビュー作は今後の作家生命をも左右する作品であり、出版する本は数あれど、デビュー作は唯一無二の存在です。特別な存在だからこそ、そこに魅力を感じるのです。

邪馬台国はどこですか?

邪馬台国はどこですか?

新刊以外の平積みを買う

本は、一日あたり約200冊、年間にすると約7万冊もの新刊が刊行されるような世界です。

現在、新刊は約 200冊出ています。これは毎日の数字です。

1ヶ月にすると約 6,000冊、年間にすると約 7万冊もの新刊が出ています。まさに供給過多の代表的なものであると言えます。

一読者からすると「どの本を最初に読めば良いのかわからない。」といったことが出てきます。これは本を扱う書店員の方ですら今日は何の本が出たかを把握するのが難しいといった現状なのです。

引用: 毎日どのくらい本が出るの?:【 FAX DM、FAX送信の日本著者販促センター 】

つまり、新刊として平積みされているからと言って、その本が面白いかどうかは未知数です。そこでオススメなのが、新刊以外の平積みを購入することです。

毎日これだけの本が刊行されている最中、貴重な平積みスペースに陳列されているのは「話題性がある、もしくは面白くて売れている本」のいずれかであることは間違いありません。

本を出版した日は、巻末に記載されています。いつ出版された本であるかを、巻末を見て確認してみましょう。

ビジネス書や自己啓発書こそ古典を読む

ビジネス書や自己啓発書は、良書を引き当てるのがとても難しい部類の本です。何故かと言いますと ビジネス書は誇張して美談で描かれることも多く、自己啓発書は、ある程度読んでしまうと主張が似たり寄ったりだと感じる本が増えてきます。

個人的には、ビジネス書や自己啓発書こそ、古典を読むべきだと思ってます。例えば、以下のような本です。

  • デール・カーネギー 人を動かす
  • スティーブン・R・コヴィー 7つの習慣
  • ピーター・ドラッカー マネジメント
  • ・・・etc

ただ、堅い文章であると感じる人も多いかと思います。そこでオススメなのが「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら(もしドラ)」のような、いわゆる名著を噛み砕いた本です。

ビジネス書や自己啓発書の場合、読むことが目的ではなく、知識でありエッセンスを自分に取り組むことが目的になります。無理に原典にこだわる必要はありません。

図書館は決め打ちで借りる。また、上級者向けの節約術である

本代を節約しようと思うと、図書館はかなり有効な選択肢です。何せ、タダです。無料で借りることができます。

しかしながら、ふらっと図書館に足を運んでも、良い本を選び出すのは難しいです。何故かと言いますと、書店と違って本の平積みもないですし、帯も付いていない事が多いので、おすすめの本を探すのが大変なのです。

・・・なので、図書館は借りたいと決めた本が事前に定まっている場合や、お金がないけれど本が読みたいような時だけ、利用するようにしています。

もちろん、上級者の方であれば図書館を使いこなすことが出来るのでしょうし、話題書をあらかじめ予約しておけば、有効活用することも可能です。ただ、努力は必要です。タダも楽ではないのです。

さいごに

こうやって書いてみると、読書家も楽ではありません。毎年7万冊もの本が出る中、取捨選択し、面白い本に出会わなければなりません。

面白い本との出会い方は、人それぞれだとは思いますが、結構苦労している人も多いと思います(私もその一人です)。少しでも参考になれば幸いです。

良い読書ライフをお過ごしください!