「休む技術」という本を読みました。エキナカ書店でたまたま見かけただけなのですが、気になったので買って読んでみた次第です。

- 作者: 西多昌規
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/09/09
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
そこまで凄いことが書いてあるわけではないのですが、私が如何に休みを取れていないか痛感しました。いやぁ。全然休めてなかったですよ。
・・・というわけで、本題に入っていきます。
何故休むことが必要なのか?
休みが重要であることは、既に数々の実験データから証明されています。
- 働き続けてしまうと、どんどん能率が落ちてくるから
- うつ病には休息が重要であるように、心を落ち着かせることができるから
- 脳は寝ている間に記憶を再構成するから
- ...etc
いまさら私が言うまでもないのですが、現在は「24時間戦えますか」の時代は終わりました。24時間戦うよりも、適度に休息を入れたほうが効率は良いのです。
休めない人たち
日本人の有給消化率が最下位であると言われているように、とにかく日本人は休めない傾向にあります。特に、現在は多くの企業で人材不足が叫ばれているような時代です。現に私も、会社ではやる事が多すぎて、残業しない日はほとんどありません。
そして、残業は悪循環を生む可能性があります。
- 仕事が多いので残業する
- リフレッシュできないまま翌日を迎える
- 疲れが取り切れていないので、翌日の作業効率が落ちる
- 週末で疲れをリセットするが、寝だめをしてしまい、満足した週末を過ごせないまま終わる
書いていて思ったのですが、これは今の自分ですね(苦笑)。
仕事中における休息
仕事中における休息は、仕事の能率を上げるために行ないます。適度に休息をはさむことで、脳の疲労を回復させることができるのです。
- 1時間毎に席を立ち、伸びをしたり外の風に触れる
- 瞑想する
- お菓子を食べたりお茶を飲んだりしてリラックス
休み方は人それぞれだと思いますが、意識的に休みを入れましょう。サボっているだけではないかと感じる方もいるかもしれませんが、適度にサボることが重要なのです。
アフター5(アフターファイブ)における休息
アフターファイブにおいて重要なのは、楽しみを一つでも良いので用意することです。定時後に楽しみが待っていると思えば、仕事のやる気も出てきますよね?
- 行きつけの居酒屋やバーに行く
- 映画館で映画を見る
- ゴルフの打ちっぱなしに行く
これまた休み方は自由なのですが、本書(休む技術)ではアクティブな休息が推奨されています。特に軽度な運動は、疲労回復やストレス解消に効果が高いようです。
私の場合は、アフターファイブは趣味の読書を楽しんでいます。また、時間に余裕のある日であればスーパー銭湯に通ったりもします。湯治です。
週末の計画を事前に立てておく
本書がおすすめしていることは、予め週末の計画を立てておくというものです。
- 週末の楽しみな予定が決まっていることで、仕事のモチベーションも上がる
- 寝て終わってしまうような、後悔する週末の過ごし方を回避できる
もちろん、10分刻みの分を縫うような計画を立てるわけではありません。箱根旅行に行きたい、由布院に行きたい、映画館に行きたい、何でも良いのでやりたい事をピックアップしておきましょう。
週末に楽しいことが待っていると思えば活力も湧いてきますし、またリラックスにも効果的です。
睡眠不足を避ける
なんだかんだ言いまして、休息の基本はやはり睡眠です。しかしながら、私のような社会人は特に睡眠不足に陥りやすい傾向にあります。
- 寝る4時間前からコーヒーは飲まない
- お風呂に入って、ゆっくりリラックスする
- 適度な運動で眠気を誘う
上記のような細かい対策はあれど、結局のところ睡眠は重要であると自覚して、早めに布団に入る習慣をつけるしかないと思います。
さいごに
色々と書いてありましたが、結局のところ本書(休む技術)が繰り返して伝えていることは、しっかり休みを取りましょうの一点に集約されます。それくらい、休むことは大事なのです。
また、私は金曜日の夕方がもっとも気分が良いのですが、休みにはモチベーションを高めるといった副次的な効果もあります。
休みが不足していると感じている方も多いと思います。ぜひ、積極的に休みを取ることを検討してみませんか?

- 作者: 西多昌規
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/09/09
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る