今日、久しぶりに「タイトーステーション新宿南口ゲームワールド」に行ったら、ケツイと怒首領蜂最大往生のレバーが変わってました。
タイトーステーション新宿南口ゲームワールドは、昔はシューティングゲームがたくさん置いてあったので、新宿に用事がある時は寄ってました。ただ、虫姫さまふたりブラックレーベルの撤去を最後に、通う頻度も減ってしまい、シューティングゲームに力を入れるのは止めてしまったのかなと、ずっと思っていたのです。
だから、レバーの換装の張り紙を見て、とてもビックリしてしまったのです。おそらく、シューティングゲーマーしか理解できないかもしれませんが「タイトーステーション新宿南口GW」様の魂を感じました。
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さて、せっかくの機会ですので、少しゲームセンターの筐体のレバーについて、語ってみようと思います。
三和レバー
三和レバーは、格闘ゲームに向いているとよく言われます。三和レバーとセイミツレバーの大きな違いは、レバーを倒す時の固さにあるのですが、三和レバーは柔らかく、手の動きがスティックに伝わりやすいという特徴があります。
格闘ゲームは動きが多いため、レバーを縦横無尽に操作できる必要があります。技のコマンドでは、ザンギエフのスクリューパイルドライバーをはじめとした、スティックの一回転操作などがあります。
個人的な感想としては、斜めの入力は、セイミツレバーよりも三和レバーの方がやりやすいです。また、手の動きが伝わりやすいほうが、技のコマンドが入力しやすいため、三和レバーが選ばれているのではないのかなぁ・・・と、感じております。
セイミツレバー
セイミツレバーは、シューティングゲームやパズルゲームに向いていると一般的に言われています。セイミツレバーは固く、しっかり押し込まないと反応しないという特徴があります。
・・・では、何故セイミツレバーがシューティングゲームに向いているかと申しますと、シューティングゲームは精密な動作を必要とするからです。
代表例として、チョン避けという弾避けのテクニックが挙げられます。自機を数ドット横にずらす事によって、敵弾をかわすという方法です。チョン避けという名前の如く、レバーをチョンとだけ横に倒して避けます。
このチョン避けというテクニックは、特に自機狙い弾に対して有効で、私もシューティングゲームでは多用しています。それに、大げさに避けてしまうとすぐに画面端に追い詰められてしまうので、少しずつ避けながら、いざと言う時の避けるスペースを確保しておきたいという意味もありますね!
つまり、シューティングゲームというのは、自機を動かしすぎると事故死する確率が上昇するので、細かい動きを必要とするジャンルのゲームなのです。
さいごに
ゲームセンターの筐体にどちらのレバーがついていたとしても、ゲームが出来ないわけではありません。
ただ、厳密に言えば上記で語ったような違いがあるので、筐体に入っているゲームのジャンルによってレバーを換装するのは、ゲームセンター側の気配りなのです。
・・・というわけで「タイトーステーション新宿南口ゲームワールド」のゲームセンターのレバーの換装に感動したというお話でした。
補足
この記事で語ったレバーの話は一般的な傾向であり、レバーの好みには個人差があります。格闘ゲームをセイミツレバーでプレイする方もいれば、シューティングゲームを三和レバーでプレイするほうが好きな方も、もちろんいらっしゃいます。
以下のダイさんの記事のように、家庭用ゲーム機向けのアーケードコントローラであれば、自分でスティックを換装することも不可能ではありません。