このすみノート

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池上彰ファンが薦める、池上彰でおすすめの本

こんにちは。私は、池上彰氏のファンです。普段はテレビを一切見ないのですが、選挙のときだけは池上彰の選挙特番を見ています。

池上彰氏の著書も読んでいて、読み終わった本の中で、気に入った本は本棚に並べています。 今回は、そんな池上彰氏の著書の中から、私のおすすめする本をご紹介いたします。

おとなの教養、はじめてのサイエンス (NHK出版新書)

私が池上彰氏の著書の中で、真っ先におすすめする本です。この二冊がきっかけで、私は教養の大切さを知りました。

おとなの教養では「宗教」「宇宙」「人類の起源」「病気、伝染病」「経済学」「歴史」といった事柄に触れていきます。非常に解説が分かりやすくて面白いので、すらすらと読めてしまうのが特徴です。

一方で、はじめてのサイエンスは理系の教養書です。「素粒子、原子力」「水素エネルギー」「生命誕生」「ウイルス、再生医療」「地震、地学」「地球温暖化、環境問題」といった事柄です。これもまた、池上彰氏は理系の専門家ではないのにもかかわらず、分かりやすく書いてあります。

池上彰氏が政治や経済に詳しいことはよく知られていますが、なぜ科学も知っているのでしょうか?

それは、世の中に科学があふれているからです。例えば、東北大震災では福島第二原発が話題になりました。しかし、原発について分かりやすく報道するためには、原子力発電の知識やメカニズムを知る必要があります。

駆け足で解説しているため、広く浅いという欠点はあるものの、教養を知るための取っ掛かりとしては、最適の本だと思います。

はじめてのサイエンス (NHK出版新書)

はじめてのサイエンス (NHK出版新書)

伝える力 (PHPビジネス新書)

伝える力は、池上彰氏が「週刊こどもニュース」で培った、子供にも理解できるほど分かりやすく説明するための方法を解説する本です。

「伝える力」には、池上彰氏の説明力と分かりやすさの原点が詰まっています。

言葉遣いひとつをとっても、今は大切な世の中になりました。少しでも失言をしてしまうと、すぐに炎上してしまうような世の中です。それくらい「伝える力」が重要とされる時代がやってきました。

また、説明力はビジネスでも必要とされる重要なスキルです。

私はシステムエンジニアですが、システム業界ではない方に対して、システムの解説やプレゼンをする必要がある時があります。そんな時に、説明力が不足していると、システムを分かりやすく解説することができないのです。

ぜひ、身につけておくべき知識の一つであると言えるでしょう。

伝える力 (PHPビジネス新書)

伝える力 (PHPビジネス新書)

池上彰の憲法入門 (ちくまプリマ―新書)

池上彰の憲法入門は、憲法を知るための本です。憲法とは、どのような経緯でできたのでしょうか?

古くは、大日本帝国憲法まで遡ります。そこから何回もの戦争を経て、現在の憲法になりました。しかし、憲法はもっとも身近なルールにもかかわらず、意外と知らないものです。

本書は、特に憲法9条に対する解説と考察が充実しています。安倍政権は憲法改正を目指していますが、そこで重要になってくるのが憲法9条です。なぜ、憲法9条の改正を安倍政権は目指しているのでしょうか?

憲法という、もっとも大事な日本のルールを知りましょう。いずれ、憲法改正の国民投票がおこなわれるでしょう。その時に正しい判断をするためには、憲法という教養が必要なのです。

池上彰の憲法入門 (ちくまプリマ―新書)

池上彰の憲法入門 (ちくまプリマ―新書)

池上彰のやさしい経済学シリーズ (日経ビジネス人文庫)

池上彰氏といえば経済です。経済の著書は多いのですが、その中でも「やさしい経済学」が、もっとも私がおすすめする本です。

「やさしい経済学」は、実際に大学で行われた講義がもとになっています。そのため、授業を一コマずつ進めていきながら、徐々に知識を深めていくことができるのです。

デフレとインフレのメカニズムから、ケインズ経済学にマルクス経済学まで。解説も多岐に渡ります。

我々の生活は、経済活動によって成り立っています。経済学と聞くと、学問的なイメージがありますが、そうではありません。経済は身近です。だからこそ、知っておいたほうが良い知識なのです。

池上彰のやさしい経済学 (1) しくみがわかる (日経ビジネス人文庫)

池上彰のやさしい経済学 (1) しくみがわかる (日経ビジネス人文庫)

池上彰のやさしい経済学 (2) ニュースがわかる (日経ビジネス人文庫)

池上彰のやさしい経済学 (2) ニュースがわかる (日経ビジネス人文庫)

そうだったのか!現代史シリーズ (集英社文庫)

「そうだったのか!現代史」シリーズは、池上彰氏が歴史を解説した本です。

  • 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
  • 歴史は繰り返す

といった名言があります。歴史には、たくさんのヒントや示唆がつまっています。

自衛隊が生まれた理由も、バブルが生まれ、そして弾けた理由も、すべて歴史に答えがあるのです。

特に現代史は、現在へとつながっていく重要な科目です。未来に旅行することはできませんが、過去にタイムスリップすることはできます。

あなたも、歴史の証人になりましょう。

そうだったのか!現代史 (集英社文庫)

そうだったのか!現代史 (集英社文庫)

そうだったのか!現代史〈パート2〉 (集英社文庫)

そうだったのか!現代史〈パート2〉 (集英社文庫)

そうだったのか!日本現代史 (集英社文庫)

そうだったのか!日本現代史 (集英社文庫)

さいごに

池上彰氏が繰り返し述べていることは、教養を身につけましょうということです。世の中を知るためには、知識が必要なのです。

池上彰氏は、著書である「情報を200%活かす 池上彰のニュースの学校」にて、何冊もの新聞を取っていると語っています。一紙だけに頼ってしまうと、偏った知識や論調になってしまう可能性があるからです。

今の世の中は、教養に限らずとも節税から細かな生活の知恵まで、知っている人が得をする世の中です。どんどん知識を蓄えて、世の中を賢く生きていきましょう。