【感想】おおかみこどもの雨と雪、自分の人生を見つける物語

今日は、自宅でまったりと「お酒は夫婦になってから」のちーちゃんのように、お酒を至福に飲みながら、映画を観ていました。

梅酒、泡盛、日本酒を飲むことが多かったのですが、最近は原点回帰してビールを飲むことが多いです。

さて、本題ですが「おおかみこどもの雨と雪」です。感想を書きますが、ネタバレがありますのでご注意ください。

映画「おおかみこどもの雨と雪」予告編

だいぶ前に観賞された方もいるかと思いますので、復習も意味も含めてPVを掲載します。ちなみに、金曜ロードショーなどでも放映されたようですが、私はツタヤでレンタルして観賞しています。

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辛い人生を共に生きる

「おおかみこどもの雨と雪」ですが、正直、最初の1時間くらいは、観たことを後悔しました。何せ、楽しい物語ではないのです。

お父さんは、二人目の子供が生まれてまもなく死んでしまうし、お母さんである花は、子供がオオカミとのハーフであるという事実を隠しながら、こそこそと暮らしています。

そりゃあ、子連れの未亡人が、突然田舎の山の中に引っ越してきたら、誰だって怪しく思いますし、気にもなるでしょう。

物語を安心して見れるようになってきたのは、雪が小学校に通い始めた頃です。最初はどうなることかと思っていましたが、無事に小学校生活を過ごすことができて、ほっと肩を撫で下ろしました。

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韮崎さんをはじめとした周囲の人々

さっぱり作物の栽培が上手くできない花を助けたのは、ぶっきら棒な韮崎(にらさき)さんでした。とても元気そうに見えるのに、韮崎さんはなんと90歳だそうです。

これは韮崎さんのセリフではないのですが「住むには適していない場所だからこそ、助け合って生きなければならない」という、この言葉がずっと耳に残ってます。

周囲に支えられながら、花の人生が少しずつ色を帯びていきます。おそらく、都会に暮らしたままでは絶対に起き得なかった事でしょう。

正直な所、少し複雑な気分になりました。私には、何となく田舎の温かさよりも、都会の冷たさを表現しているように思えて仕方がなかったのです。

何にせよ、花も、雨も、雪も、受け入れられて良かったです。

のびのびと生きる

人目を避けるために引っ越した花ですが、それは子どもたちに良い影響を与えます。

自然が豊かな場所で、のびのびと生きることによって、彼らは豊かな人生を歩みます。オオカミの血も継ぐ雨と雪にとっては、逆に豊かな自然が幸いしました。

それと反比例するように、花の人生は貯金を切り崩しながらであり、決して楽な人生ではありませんでした。でも、都会の家で人目を避けながら憔悴しきっていた頃と比べると、ずいぶん元気になったことは間違いありません。

韮崎さんをはじめとした周囲の温かさであり、元気に生きる子どもたちの姿であり、それらが花を支えました。そして、農業が成功したことによって、花の家計はだいぶ楽になりました。本当に良かったよ。

自分の人生を見つける物語

私は「おおかみこどもの雨と雪」は、自分の人生を見つける物語であると解釈しました。

  • 山の主との交流を通して、オオカミとして生きる人生を見つけた雨
  • 草平との触れ合いを通じて、自分のありのままを受けて入れてくれる人を見つけた雪

どちらも尊い人生です。もちろん、何が良いという正解はありません。でも、重要なのは、彼らが自分で切り開き、自分で見つけた人生であるという事です。

母親の身からすれば、別れが待っています。あれだけ雨に「山に行ってはダメ」と言っていた花も、最後の最後で、花は雨が選んだ選択を尊重し、息子を送り出しました。

さいごに

お酒のせいで感受性が豊かになっていたというのもありますが、映画を観終わった後は、しばらくぼーっとしていました。

雨も雪も、彼らは若くして、自分が生きる道を見つけたのです。それは、都会でスーツを着ながら、流されるように生きている人生とは、あまりに対照的です。

「流されるように生きる人生ではなく、自分で決断する人生とは、こんなにも綺麗であり、また人を突き動かすのか」という事を、私は「おおかみこどもの雨と雪」から学んだような気がします。

花も、雨も、雪も、強く生きてます。映画のその後の物語が、気になって仕方がありません。でも、最後の花の笑顔は幸せそうでしたし、今日はこの余韻に浸ったまま、銭湯にでも行ってリラックスしようと思います。

それでは。

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