映画バトルオブシリコンバレーを観賞した感想

映画、バトルオブシリコンバレー(原題:Pirates of Silicon Valley)を、ツタヤで借りて観ました。

実は、この映画を観たのは2回目なのですが、初めて観たのはかなり前のことでして、内容を忘れてました。そのため、再度レンタルして鑑賞した次第です。

改めて観た感想としては、この映画はよく公開できたなぁの一言です(笑)。

映画が公開されたのは1999年のことなのですが、内容は「スティーブ・ジョブズ」と「ビル・ゲイツ」の物語でして、Appleとマイクロソフトの誕生以前から、1997年に至るまでの、一連の過程を描いたものです。

感想を綴っていきますが、ネタバレがありますのでご注意ください。

変わり者のスティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズは、学生時代から既に変わり者でした。学生時代には、インドの修業所やオレゴンのコミューンなどを訪問し、心を巡る旅をしたそうです。

この映画の何が凄いって、スティーブ・ジョブズの性格を包み隠さず表現しているところにあります。スティーブ・ジョブズの伝記を読んで、彼に憧れた人の話はよく聴きますが、この映画を観たら、憧れはおそらく吹っ飛ぶことになるでしょう。

  • アップル社に面接に来た人に対して、ふんぞり返り机に足を乗せながら「君は童貞か?」と質問する。
  • 90時間働けTシャツを配って、配布する。
  • 深夜3時にウトウトしているエンジニアに対して「この無能が」発言。
  • 妊娠してしまった寝取った女性を「俺の子供であるはずがない」と言って、追い返す。

数々の対立の末、アップル社内は「Apple II vs. Macintosh」という社内分裂を起こしてしまうわけですが、最終的に、ジョブズはアップルから解雇されてしまいます。

しかし、ジョブズは1997年にアップルに戻ってます。

私がジョブズのような人生を歩むことは、まずムリでしょう。「天才と変人は紙一重」と言いますが、スティーブ・ジョブズはその典型例でした。

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ポーカーでは負け知らずのビル・ゲイツ

先に成功をおさめたのは、スティーブ・ジョブズ(Apple社)でした。

ビル・ゲイツは、スティーブ・ジョブズに対して出遅れることになるのですが、彼は策略家です。ポーカーでは負け知らずですが、勝負ごとの勝負感は冴えています。

特に見どころのシーンは、まだOSを作っていないにもかかわらず、IBMに対してDOSというOSがあるとプレゼンテーションを行なったところです。

最終的には知り合いのツテを辿り、既成のOSを5万ドルで買い取ることになります。それを改良して提供することで、大儲けを果たすわけです。

ビル・ゲイツは、説明の天才でもありました。それは、アップル社を訪問してスティーブ・ジョブズと相対した結果、開発中のMacintoshを提供されるというエピソードでも明らかです。

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コンピュータに夢を見た者たち

形は違えど、彼らはコンピュータに夢と希望を見出しました。しかし、それには苦労がつきまといます。

家庭用パソコンというものがなかった時代、Appleのコンピュータは簡単には受け入れられませんでした。

「自宅にコンピュータがあったところで、それで何が出来る?大衆にコンピュータなんて不要だ」・・・まだパソコンが無かった時代のあなただったら、どう受け答えするでしょうか。

コンピュータで世界を変えるという絶対的な信念と、折れない心があったからこそ、成し遂げることが出来たと言えるでしょう。

スティーブ・ジョブズ vs ビル・ゲイツ

本映画では、スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツが相対するシーンが、いくつか描かれております。

最初は、アップルにとってマイクロソフトは鼻で笑われるような存在だったのですが、徐々にそのバランスと均衡が崩れていきます。

天才と天才が一堂に会する見どころのシーンですので、ぜひ映画で観賞してみてください。

さいごに

思っていたよりは、テクノロジー的な描写のシーンは少なくて、どちらかと言うとビジネス的な側面が強い映画です。

内容を詰め込みすぎたため、話の展開が飛び飛びで駆け足であるという欠点こそあるものの、「コンピュータに夢と可能性を見出す」というワクワク感と、ビジネスとしてのリアル感がどちらも味わえる映画に仕上がっており、非常に珍しい映画であることは確かです。

1999年の映画ですので、その後のテクノロジーの進化(iPhoneの誕生など)を加えた、続編が待たれますね!

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