このすみノート

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ITエンジニアのアウトプットの方法と考察 - ブログ・Qiita・登壇など

エンジニアはアウトプットすべきと言われることがあります。

私は勉強するときに心がけているのは、必ずアウトプットすることです。

新しく学んだことはブログを書いたり講演したり、その技術を使ってコードを書いてみんなが見えるようにします。

引用: IT芸人に学ぶエンジニア成長術、長く活躍するための勉強方法とは

アウトプットが推奨されている理由は、色々あります。

  • 知識は覚えただけだと定着しないから
  • 過去に覚えた知識を、検索などによって掘り起こすことができるから
  • アウトプットは自己表現の塊だから、表現の練習になるから
  • ...etc

一言で言いますと、学んだ知識を自分に定着させるためです。本、雑誌、ネット、勉強会などで技術を知ったとしても、実際に使ってみないと案外すぐに忘れてしまうものです。

また、成果物として自分をアピールするための材料になったり、実際に使ってみることで、技術をより深掘りすることもできます。

目次

どうアウトプットすれば良いのか?

・・・というわけで、アウトプットにメリットがあることは理解しました。

実は、私のこのブログもアウトプットの一環で運営しています。当ブログは、以下のように技術的な知識をアウトプットするための場所でもあります。

www.konosumi.net

ブログ以外にもアウトプットの方法は色々ありますので、今回は私の所感を交えながら、いくつか紹介していこうと思います。

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どのようなアウトプットがあるのか?

思いつく限りで挙げてみました。

  1. Qiitaに書く
  2. ブログに書く
  3. プログラムを書く
  4. ライトニングトーク(LT)で登壇する
  5. レギュラー枠で登壇する
  6. teratailで質問・解答する
  7. 技術系同人誌を作る
  8. サービスを作る
  9. ポッドキャストを運営する

意外とありますね。

アウトプットの種類別解説

Qiitaに書く

おそらく、最もお手軽な選択肢はQiitaに書くことです。

qiita.com

Qiitaはブログに似ているのですが、ブログよりもPVが伸びる傾向にあるのと、貢献ポイント(Contribution)というモチベーションをあげるための仕組みがあります。

あと、細かいTipsでもアップできるので、とても敷居が低いです。反面、アップする知識が断片的な知識になりやすいという欠点があります。

Qiitaにアップする人は、記事をシリーズ化する人もそれなりに居る印象があって、これは記事を断片化したまま終わせないための工夫だと感じてます。

ブログに書く

ブログは、アウトプットの場としてはスタンダードな場所です。無料ブログを開設すれば、誰でもすぐに書き始めることができます。

エンジニアであれば「はてなブログ」はおすすめです。はてなブログは、全ユーザ数の30%がITエンジニアであるとさえ言われています。

www.psyberlife.com

はてなブログがエンジニアに人気な理由は、Markdownで記事が書けるからだと推測しています。HTMLでブログを書くよりも、Markdownで記事を書く方が断然に楽です。

ブログは気軽な上に、誰にも邪魔されない場所です。個人的にはオススメですが、ブログにも欠点があります。よほど人気のあるブログでもない限り、ほとんど誰にも見てもらえません。

基本的には、Google検索からの流入や、SNSでのシェアが頼りです。

プログラムを書く

プログラミング言語に関する本を読んだり、プレゼンを聴いたのであれば、実際にプログラムを書いてみましょう。

自分のGitHubにアップロードしても良いですし、OSSに貢献するでも構いません。最近はGitHub採用や、GitHub転職と言われるような時代です。それくらい、コードを書くことは重要です。

ちなみに、毎日コードを書くことを習慣にしている方もいるくらいです。

ksoichiro.blogspot.jp

ライトニングトーク(LT)で登壇する

ライトニングトークは、5分〜10分前後の短い登壇です。レギュラートークの登壇よりも時間が短いので、敷居が下がります。

おすすめは初心者向けのLT会です。初心者であるというコンテキストを全員が共有している状態ですので、デビューには最適かと思います。

登壇は、正直かなり緊張します。そのため、事前準備やリハーサルはやっておいた方が良いです。

レギュラー枠で登壇する

レギュラー枠になると、LTと比べて時間が増えるので、少し時間にゆとりが生まれます。但し、当然ですが話す内容は増えますので、登壇の敷居は上がります。

個人的には、LTを経験してからレギュラートークに応募するのが良いのではないかと思ってます。

ちなみに私は、LT登壇の経験は何回かありますが、レギュラー登壇は未経験です。

teratailで質問・解答する

teratailは、技術情報に特化したQ&Aサービスです。言ってしまえば、和製「Stack Overflow」です。

teratail.com

一時期、私はたくさん回答していました。teratailにはスコア(score)という仕組みがあり、良い解答をするとバッジがもらえたり、スコアが加算されたりします。

質問が無事に解決すれば、質問者にもメリットがあります。回答者も、アウトプットの一環として活用できます。

技術系同人誌を作る

技術系同人誌は、最近盛り上がりを見せていて、技術書典という「技術書オンリーイベント」も開催されています。同人即売会ではありますが、企業も精力的に参加していたりします。

techbookfest.org

私の場合、アウトプットは主に「ブログ」と「技術系同人誌」をメインにしていて、次回の技術書典5にも出典することが決まっています。

www.konosumi.net

ブログはお手軽なのですが、一方で体系的な知識のアウトプットがやりづらいです。そこで、ブログのデメリットを補う形で、技術系同人誌を書いています。

ちなみに、執筆はかなり時間がかかります。プライベートの時間を割ける人向けです。

サービスを作る

れとるときゃりー」さんがとても参考になります。れとるときゃりーさんが作ったサービスには「みんなのボタンメーカー」や「やるぞ宣言」があります。

btns.fun

yaruzo.me

サービスを個人で開発すると、何もかも自分でやる必要があるため、全てを経験することが出来ます。

もちろん、ただアウトプットをするだけではなくサービスを出して一発当てたいといった願望を抱くことも可能です。

ポッドキャストを運営する

ポッドキャストも同じく、流行の兆しを見せています。私も過去に記事を書きました。

www.konosumi.net

さて、このポッドキャストですが、音声ファイル一つで開設できるメディアです。意外と始めるまでの敷居は低いのですが「今日からはじめる「技術Podcast」完全入門」を読めば、より確実かもしれません。

今日からはじめる「技術Podcast」完全入門 (技術書典シリーズ(NextPublishing))

今日からはじめる「技術Podcast」完全入門 (技術書典シリーズ(NextPublishing))

但し、ポッドキャストは継続的に運営する必要があるため、続くかがどうかが問題になります。途中で挫折しない方法も含めて、毎回ゲストを呼ぶなどの工夫は必要かもしれません。

さいごに

私の場合は、ブログと同人誌がメインのアウトプットですが、アウトプットの方法は実に様々です。

目的に合わせて、取捨選択しながらやってみるのが良いかと思います。