【映画感想】日本のいちばん長い日

こんにちは。

映画「日本のいちばん長い日」は、2015年に公開された日本が終戦を決定するまでの過程を描いた映画です。

なお、原作は昭和史に精通している「半藤 一利」の小説「日本のいちばん長い日」です。この小説は、様々な人達の苦悩と葛藤が入れまどう、大変な名作です。

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戦争を始めるのは難しい、終わらせるのはもっと難しい

なぜ、戦争を終らせることは難しいのでしょうか?

  • 敗北を受け入れてしまっては、戦争を戦い抜いてお国のために死んでいった将兵たちに頭が上がらない
  • 敗北を受け入れた後の日本が、どうなってしまうかわからない

様々な理由がありますよね。「国家を総動員して戦っている戦争において、あっけなく屈して良いものなのか?」という疑問は、常につきまとうのです。

戦争継続派、和平派・・・

人はそれぞれ考え方が異なります。

  • ポツダム宣言を受け入れようとする和平派
  • 本土決戦で最後まで抵抗しようとする戦争継続派

この2つの考え方は、基本的に相容れないものです。だから、衝突が起こります。

血気盛んな若者は、戦争継続派として和平派と衝突します。激しい衝突と葛藤の末、ポツダム宣言は受諾されることになるのです。

事態は刻一刻と進んでいく

広島、長崎と原爆が投下され、事態は猶予を許す事態ではありません。全国の地方都市にも空襲が続き、決断が遅くなれば遅くなるほど、日本は焼土と化していきます。

映画では、朝から深夜まで、長い一日が余談を許さない状況化で刻一刻と進行していきます。事態は緊迫しており、我々も物語にひきこまれていきます。

ただ、そういった苦しい状況下であっても、物事は簡単には進みません。

  • 長時間会議をしても、結論が一向にまとまらない
  • 文言の細かい言い回しにこだわり、文書がまとまらない

余談の許さない状況下で、このような事態はかなり焦れったいです。教科書では「日本はポツダム宣言を受諾した」と、たった一文記述されているだけかもしれませんが、相当なドラマがあったわけです。

小説を先に読んだ方が良い

映画版「日本のいちばん長い日」は、小説と比較すると状況説明が不足しています。興味がある方は、先に小説を読んだ方が良いでしょう。

決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)

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小説版の方が、人物の相関図が整理しやすいです。また「畑中少佐はこれこれこういう人物である」といった人物説明がしっかりしています。

また、先に映画を手に取った場合は、映画公式サイトの作品紹介より、ストーリーと人物相関図を見てから鑑賞されるのが良いかと思います。

nihon-ichi.jp

映画版の「日本のいちばん長い日」は2種類ある

映画版の「日本のいちばん長い日」は、2015年に公開された新作と、1967年に公開された旧作があります。

私が鑑賞したのは新作でしたが、各所の評判を見る限り、旧作は名作として名高いようです。いずれにせよ小説を先に読まれることをおすすめしますが、新作版と旧作版を見比べてみるのも良いかもしれません。

日本のいちばん長い日 [DVD]

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