鉄道模型で給料がなくなった日の思い出

こんにちは。
本日は、鉄道模型についての話です。

f:id:konosumi:20171021031058j:plain

鉄道と私

私は、子供の頃から鉄道が好きでした。幼稚園の頃は、両親や祖父母に連れられて踏切や跨線橋(線路をまたぐ歩道橋)から鉄道を眺めるのが日課でした。

新幹線の線路を見に行くこともあれば、東海道線の線路を見に行くこともありました。たまに遭遇するブルートレインがお気に入りだったりして、幼少期の頃は、純粋に鉄道を楽しんでいました。

初任給で鉄道模型を購入する

私が道を踏み外したきっかは、新社会人一年目まで遡ります。

私は実家から会社に通うことにしたため、一人暮らしで家賃や水道光熱費を払っている同僚よりも、比較的お金に余裕がありました。そんな時に、ふと見かけたのが鉄道模型でした。

幼少期の鉄道好きだった頃の気持ちがフラッシュバックして、衝動買いに近い形でNゲージのスターターキットを購入しました。

さっそく自宅に帰り、線路を引いて走らせてみたところ、凄い楽しかったのです。何より、Nゲージの車両が凄い精巧にできていたので、眺めているだけでも楽しい気分でした。

当初は、車内灯を取り付けて光らせようとか、駅舎を線路の横に置こうとか、勾配をつけて高架線路を引こうとか、スターターキットを少しづつ拡張しながら地道に楽しんでいました。

Nゲージの車両セットを買いすぎて泥沼にハマる

私が子供の頃にいちばん好きだった電車は特急でした。特に「あずさ」に乗車した時が一番楽しくて、今でも記憶に残っています。

そんなこんなで、入社数年が経ったある日のことです。ふと思い立って「あずさ」の車両セットを購入しました。

鉄道ファン以外の方には馴染みがないかもしれませんが、実はこの「あずさ」、バリエーションが非常に豊富です。「スーパーあずさ」「あずさニューカラー」「旧あさま色」「国鉄色」・・・と、色々バリエーションがあるわけです。買いたくなりますよね?

・・・というわけで、そこから先は泥沼です。以下は一例ですが、どんどん鉄道模型を買うようになりました。

  • すずらん、北斗、スーパーとかち
  • あさま、東海、雷鳥
  • たんば、まいづる、南風、うずしお

「あずさ」をコレクションしたいというトリガーが発端となって、全国津々浦々の特急ないしは優等列車に手を出しはじめました。鉄道模型は大人の趣味とよく言われることがありますが、車両セットは最たるものです。おおよそ安くても1万円、高ければ2万円オーバーの価格帯です。

実家暮らしという利点を活かしてコツコツ貯めていた貯金は、どんどん減っていきます。挙句の果てには、仕事の昼休みに飯も食わんと中古の鉄道模型ショップに行き、新入荷の中古がないかをチェックしだす始末です。

楽しそうにジオラマを作る人を見て我に返る

そんな始末ですから、給料は当然なくなります。通帳はどんどん寂しくなっていくわけです。

・・・でも、そんな私に転機が訪れました。

鉄道模型の雑誌やサイトを見ていると、楽しそうにジオラマを組み立てている光景を見かけることがあります。彼らは、楽しそうにジオラマを作っています。かたや私はと言うと、本棚に高級な車両セットの山がどんどん積み上がっていくだけです。

その瞬間、私はふと虚しくなったのです。

お金をかけなくたって、手間暇かければ鉄道模型は楽しめるはずなのに、自分は何をやっているのだろう、と。

趣味は自制心を持って楽しもう

私は「あずさ」をきっかけに、鉄道模型のコレクションに目覚めました。

しかし、鉄道模型の楽しみ方はコレクションだけじゃないということに気づいて、我に返ることができました。もし、あのままだったら、貯金は完全に底を尽きていたことでしょう。

私は、鉄道模型を通じて、自分の自制心のなさに気づきました。もちろん、鉄道模型をコレクションすることは悪いことではありません。

コレクションだって、車両セットを買うのは毎月1セットまでにするとか、節度を持って楽しめる方であれば何の問題もありません。

悪いのは「あずさ」でも「鉄道模型」ではなく私なのです。「自制心って大事だなぁ」と感じる、今日この頃でした。